ランキングファクターセッション@SMX Advance 2014
Search Engine LandのSMX Advance2014レポートを読んだ際のメモ。
大枠はずれていないけれど細かいトレンドのキャッチアップとしては非常に充実した内容。幾つかあるレポートの中でも一番長い(充実してる)です。
Up Close @SMX Advanced: The Periodic Table Of SEO Elements
ランキングファクターセッションでは、例年通りSearchmetrixによる調査の発表の他、2人からUXの重要性が発表された。
マーカス・トバー@Seachmetrix inc.によるランキングファクターの関連度調査
- サイトスピードは重要で、特にモバイルではUXに直結するので大切にしよう
- ブランドは1位2位には有効だがそれ以下の争いでは無意味。まずはネット以外でブランドを確立する事が大事。
- 少なすぎる多すぎる内部リンクは不利(平均は180くらいだが数千のサイト調査の結果なので一概に言わない方がいい)。
- どんなにスピードや内部リンクを最適にしても、コンテンツが貧弱ならどうにもならない。
- コンテンツについては長めの文章が有利な模様
- G+やFacebookのシェア数も影響度が大きいが、昨年よりは低下
- バックリンク、量に関しても引き続き重要。
- スマートフォンの場合はテキスト量少ない方が有利
- さらに、バックリンクの数が影響するのは5〜6位まで
- PCとモバイルの両方で20位以内に入るのは64%程度
- サイト滞在時間はややポジティブな影響
- 直帰率とランキングに影響は無い
- CTRは非常に影響力が大きい
マリアン・スウィーニー@PortentによるUXがSEOに与える影響
- 検索者は年々なまけものになっている
- UX観点からの重要なポイント4つ
- 選択(ユーザーはあなたを選ぶか?)
- SERPのスニペット
- エンゲージメント
- ファーストビュー
- 分かりやすいか(Proto-Typicality:よくあるデザインで斬新すぎないように)
- 複雑すぎる見た目になっていないか
- ナビ:検索を使うようになっているので、最低限で分かりやすくすること
- ユーザーは必ずページ中央をまず見るので、そこに最も重要なコンテンツを配置する事
- コンテンツ
- あり物のコンテンツを活かす
- 古くて不要なコンテンツは消すべし
- コンテンツのオーナーにコミットメントさせろ
- リンク
- キーワードリサーチは陳腐かしたがそれでも重要
- Google Trendなどを使ってクエリーの向こうにいる人間を想像する事
- 選択(ユーザーはあなたを選ぶか?)
- 90%のユーザーはスクロールしない(Google Analyticsで調べられる)
- あなたのコンテンツはスクロールする価値があるのか?
マシュー・ブラウン@MozによるSEOを成功させる要因
- 単純なSERPsはもうほとんど存在しない
- ランキングへのハミングバードの影響は強く、相関性も複雑になった
SEO担当者は計れるもので考えて、計れない物は無視してしまいがち
重要じゃなくなったもの
これから重要(になりそう)
- エンティティ(ナレッジグラフ)最適化
- ローカル情報(モバイル検索の成熟でさらに重要に)
- ナレッジグラフはどんどんローカルに
エンティティとリレーションシップを最適化しよう
- SEOはこれからどんどんサイトに独自化していくのでSEOの重要性は上がっていくと思う
QAセッションでのダニーサリバンのお言葉
- ソーシャルでの関連度をあげろ、ランキングをあげるためではなく、(コンテンツの評価などを)評価するために