記事紹介:AI を使ったアクセシビリティ向上

scottvinkle.com

Shopify のアクセシビリティエンジニアによる AI 活用事例の記事が色々と実務に活用するできそうだったので、気になったポイントを抜粋してみる。ニュアンスなども重要なので気になったら原文読んでもらいたい

記事は「レポーティング」「テストの実行」「チェック・監査」「コーディングサポート」の 4つの項目で活用を提案している。一般的な AI 活用とそこまで異なる内容はないものの、視点を変えると別の角度から新しい活用方法や応用の着眼点が得られそう

 レポーティング( Streamlining issue reporting )

チケットの発行サポート的な内容で内容自体は普通の開発タスクを AI に切ってもらう感じだが、 WCAG の対応項目を挙げてもらうのは便利そう。本職でないとすぐに対応する WCAG を思い出せるわけではないので、怪しいコードを見つけたら「この部分のアクセシビリティに問題があるか確認して、対応する WCAG の項目と達成基準を教えて」みたいなプロンプトを書くとこれまであいまいなまま進めてたり、自信がないから対応していなかった項目に対応できそう

テストの実行( Augmenting testing with AI-powered accessibility tools )

AI によるアクセシビリティテストツールを作って活用しているっていう話なのかな?静的解析は Axe とかを使ってもできそうだけど「実装パターンから怪しい箇所を探してフラグを立てる」みたいなのができるのは AI の強みかもしれない。対応方法をレポートしてもらうのは良さそう。普通にやると「対応が必要な箇所を見つける → あるべき対応方法を調査する → 実装にどうやって適用するかを設計する」みたいなステップで結構工数がかかるけど、仕様を実装に応用してサジェストするみたいなのは AI の得意な部分なので頼めると工数がかなり削減できそう。ただし、サジェストされた内容が正しいかどうかをジャッジするスキルは必要。プロンプトを作り込んでいい感じのワークフローにす流のはいいかも

チェック・監査( Measuring and reporting compliance

この辺りは特にアクセシビリティだからという項目はなさそう。 Playwright MCP とか使えばログインが必要な SaaS の他社調査とかできるかもなと思った(要利用規約チェック)

コーディングサポート( Accelerating fixes for Shopify merchants with AI-assisted coding )

これも特に目新しい内容は無しだけど、コンテキストに自社の「アクセシビリティ対応方針」を置いておいたり、モデルの人格にアクセシビリティスペシャリストであることを明示する、みたいなのは重要かも

追記

この記事を公開後に見つけた記事だけと関連度が高いので紹介

qiita.com

AI に人格(ペルソナ)を与えて定量評価をさせるという試み。結果が正しいのかの検証は別途必要だけどこういうアプローチはもっと増えてきそう